白塚の浜を愛する会の方から「カワラナデシコが咲いてます」の情報をいただき、早速白塚海岸に行って来ました。一面ピンクで、とてもきれいですよ。
カワラナデシコは、河原に生え、手を触れてみたくなる(撫でたくなる)可憐な花というのが名前の由来。
日本では本州以西の四国、九州に広く分布するほか、沖縄諸島にも少数が自生し、主に日当たりの良い草原や河原に生育しますが、山地の斜面、海岸の砂浜等でも生育します。
しかし自生地の開発や園芸用の採集、動物による食害、外来種の影響等で減少している地域もあるようです。
また、カワラナデシコは草原等の開けた環境を好むため、自然環境の変化により日当たりの悪い陰的な環境に変化すると生育に適さなくなります。
以前は、草原や山地、河原等の環境は人の手により草刈や枝打ち等され、里山的な利用が行われてきたので、これで日当たりの良い開けた環境が継続してきたという背景がありますが、近年の人間の生活習慣の変化により、その自生地や個体数を減少させてしまう結果にもなっているようです。
ナデシコは秋の七草のひとつであり、秋の花のイメージがありますが、梅雨ごろから咲き始め開花期間が長いので、「トコナツ」という別名があるそうです。