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  • 波瀬まちづくり協議会が植樹祭を初企画
  • 波瀬まちづくり協議会が植樹祭を初企画

    )、一志町の「波瀬まちづくり協議会」が主催する植樹祭に参加してきました。

     この協議会は2013年に作られ、地元の自治会、老人クラブ、子供会、体育振興会、青少年を守る会、その他の団体が一緒になって、地域を活性化しようと活動しているとのこと。植樹祭は今回が初めての企画で、スタッフを含めて約100名の参加がありました。家族連れの親子の姿も多く、和やかな雰囲気でした。スタッフの中に顔見知りの市職員さん2名の姿があり、休日は地元でボランティア活動をされていることを知って、嬉しくなりました。

     

     朝9時に波瀬ふるさと会館駐車場に集合して、スタッフがピストン搬送するワゴン車6台程に分乗し、対向困難な細い道を矢頭山キャンプ場近くまで行き、更にそこから軽トラの荷台に乗り換えて山道を揺られ、植栽場所に到着。植え方の説明を受けた後、クヌギ150本を手分けして植えました。なだらかな斜面には、植える位置に既に目印の棒が立っていましたが、シャベルで土を掘るのが大変。なんとゴロゴロ大きな石が混じっていて、なかなか女性の手には負えません。男性の手を借りながら私も2本ほど植え、鹿に食べられないようネットで保護しました。大きく育ってくれますように。

     キャンプ場まで徒歩で下り、矢頭大杉の脇にある東屋で、語り部の会の吉村氏より矢頭山の歴史についてお話を伺いました。少人数でも、事前にお願いすれば案内していただけるそうです。


     その後、来た時と同じワゴン車に乗り込んで、波瀬ふれあい会館の向かいにある波瀬小学校まで送っていただきました。町の中心にある波瀬小学校は4年前に統廃合によって廃校となりましたが、校舎2階の一角に「レスリング教室」と大きく書かれた看板がありました。てっきり吉田沙保里さんの母校かと勘違いしましたが、この日も朝から沙保里さんのお兄さんが指導に来ていたそうです。「波瀬まちづくり協議会」の活動拠点としても活用されています。

     隣の、こちらも廃園になった幼稚園の園庭で、女性スタッフが準備して下さった猪鍋、焼きそば、おでん、鯛めしなど、大変盛りだくさんのご馳走をいただきながら、参加者の方々とお話ができ、楽しい時間を過ごしました。家族で遠く多気町や松阪市から参加された方は、実家がこちらなのでとのこと。今後ますます高齢化が進んで普段の買い物にも困ることになるだろうと心配する声がある中で、普段は地元を離れていても、いろいろなイベントが帰る機会になっているようです。定年退職後に地元に戻って、自然薯栽培やスッポンの飼育を楽しんでおられる方。持ち山に絶滅が危惧される動植物が数多くあり、その保護に努めておられる方。みなさんの、生まれ育った自然豊かなこの地域を愛する気持ちがグイグイ伝わってきました。

    えこねっと津