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    6月16日、久しぶりに白塚の浜を愛する会さんの清掃活動に行って来ました。

    幸い今のところ愛知県・岐阜県を含め大雨がないので、海岸には流木などの大きなものはほとんど無く、多少のアシ・ヨシなどが漂着していました。
    これらも総て無くしたら綺麗な海岸になると思いがちですが、実はこれらの中には小さな生き物たちが生息しているので、総て取り除くのでなく、ある程度は残しておきたいとのことです。

    それで当日はプラスチック、金属などの人工物を拾い集めました。自然物の下にはマイクロプラスチックもたくさんあるのですが、それを取り除くにはかなりの時間と根気が必要です。微細になる前に拾い集めてしまおうというわけで各自目に付いた物を拾いましたが、短時間に結構な量が集まりました。漂着した以外にも、遊びに来て持ち帰らずに捨てられた物もあるのは非常に残念です。

       

        

    途中水分補給をし、フルーツポンチの振る舞いもあり、後半は浄化センターの屋内で三重大学サークルかめっぷりのメンバーによる「三重県の浜にウミガメが来るために」と題したお話がありました。
    ウミガメの産卵時期は5月~8月で、今年6月6日に県内で産卵が1件確認されたそうです。
    6月16日は世界ウミガメの日とのこと。今日は何の日か知ってるかな?の質問に、父の日と答えた小学生。間違いない。
    ウミガメの上陸・産卵の調査、ウミガメ・スナメリのストランディング調査を行っているので、足跡や漂着を見つけたら連絡してくださいとのことでした。
      かめっぷりの連絡先はこちら → kameppuri.mieu@gmail.com 
    また、2006年に白塚海岸で子亀が孵化して海に向かう様子を撮影した、浜を愛する会の西口さん秘蔵のDVDも見せていただき、歓声が上がりました。

    白塚海岸では、堤防の際に浄化センターができ、風の通りが悪くなったために砂が移動することができず、従来あった海浜植物以外の植物が侵入してしまい、そこに生息する貴重な生き物たちが危機に晒された状況にあります。さらに堤防の嵩上げ工事が進んでますます状況が悪くなることが懸念される中、浜を愛する会では、ごみ拾い以外にもそれらの草引きを活動の一環で行っています。
    毎月第3日曜に白塚海岸で活動を行っています。一度参加してみませんか?
      白塚の浜を愛する会HPはこちら→ https://siratukahama.jimdofree.com/

     
          カワラナデシコ              ハマボウフウ

    えこねっと津